博多百年蔵ホール等の工事について(7月24日~8月24日)
百年蔵の建物の骨格は、150年近く、風雪と地震に耐えて参りました。
もちろん、全ての木造建築物は、当時の建築技術のまま、手入れ無しで時代を超えていくことはできません。
百年蔵も時代の節目に構造補強を行ってきたからこそ、2005年の西方沖地震にもほとんど影響を受けることなく、現在を迎えております。
弊社では、これからも、建物の手入れを弛まず続け、百年蔵を「現役の建物」として末永く引き継いでいくことが、地域の皆様へ対する大切な使命の一つと考えております。
本年については、主倉屋根の一部葺き替え・軽量化、ならびに、旧精米所(百年蔵ホール)の部分的な構造補強を行います。
特に、旧精米所(百年蔵ホール)については、九州における木造建築構造設計の第一人者である川崎薫先生と、百年蔵のリノベーションに長年に亘り深く関わっていただいている一級建築士 高木正三郎先生のご助力を得ることで、構造補強と同時に機能性、意匠性の向上も得られる計画です。
工事期間は、7月24日~8月24日を予定しております。
工事期間中につきましては、百年蔵ホールの使用ができなくなります。
また、工事車両の出入り・足場の設置等によりご迷惑をおかけすることともあろうかと存じますが、何卒ご理解を賜れば幸いです。
なお、工事期間中につきましても、製造直売所、並びに、百年蔵ホール以外のご宴会場は、お盆休み(8月13日~15日)を除き通常通り営業をしております。
これからの50年、100年を見据えて、百年蔵は少しずつですが、着実に前に進んでいきます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。